今回は、Flexispotの昇降式デスクを導入してみたので紹介する。結論を言うと、非の打ち所のない最高の買い物となった。どうしてそう思ったのかを詳しく解説し、おすすめの昇降式デスクについても紹介する。
contents
今まで行った構築
とその前に、今まで行ったことについて紹介する。
デバイスの購入

まず、デバイスを見直した。当時のブログでも語っているが、そもそも紹介できるようなものがないし、これを見るたびに絶望していた。
上記の画像にあるデバイスは、現在一つも使っていない。
もともと所持していたものが本当に使い物にならなかったため、初期投資が非常に大きかった。もっと早く投資すればよかった。
狭い机の有効活用
次に、机の改造だ。初期の小学生学習机には、本などを置くための収納、デスクライトを置くための台のようなものがある。私はそれをすべて取り払った。

奥行きが40cmから60cmになった。そして、念願の4Kディスプレイ環境を構築できた。しかしながら、机が狭いのには変わりない。

ものを浮かせることで、狭い机でも広々とした空間を作り出すことができた。
小学生学習机の限界

私はできることをやり尽くした。もうここまですれば最強の環境を作り上げたのでは、と私は錯覚していた。
なんのための学習机だ

もともとのデスクは小学生学習机。学習机とは言うものの、ここで学習なんてするはずがない。狭いとか以前に、この学習机は学習のことなんて何も考えられていない。小学生のうちは、「学ぶ」ことに「好奇心」をもたせる段階である。だから、「勉強やれ」と叱るのもNG。

リビングで勉強をする子供も多かったのではないか。比較的家族の目線が行き届き、かつ、親から褒められる、といった環境がベスト。ダイニングスタディといって、食卓で勉強すると子供の学力がアップすると実証されている。
シンプルなデスクでいい
子供は自分にあったものを欲しがり、どうしても選択肢が「子供っぽい」ものになってしまう。ただ、そこはグッと我慢して、シンプルなデスクを購入して欲しい。
シンプルであれば、集中力も出やすく、子供の自己成長にも大きく関わる。
特に、収納については最小限のほうがいい。収納があると、そこにプリント、文房具などを詰め込んでしまう。収納を最小限にすることで、子供が片付け上手になれる。
最大の問題点は、高さ
参考になる動画があるので、詳しくは割愛するが、私の学習机は75cmもある。私の身長は159.8cmだから、自分の体にあっていない。
理想の高さに関しては、下記のサイトから求めることができる。
https://flexispot.jp/heighttool
私の場合、理想の高さは60cmだった。15cmも推奨より高かったのだ。
足が浮いてしまう

それなら椅子で調整すればいいじゃない、と思うが、椅子を高くすると足が浮いてしまう。また、椅子に脚を乗せるための輪っかがあるが、これに足を乗せるのは足に負担がかかったり、骨が変形したりする。むしろ、私はそれが癖となり、いつの間にか足を乗せたり足を組んだりしてしまっている。全てはこの椅子のせい。
これを12年間も利用してきた

不満はつい最近思ったことではない。ガジェット好きになってから、ずっとこのデスクに不満を抱き続けた。でもなぜこれを思い切って捨てる選択を取れなかったのか。
Flexispot E7 開封・組み立て

ということで、ついに私はデスクの買い替えをすることに決めた。やっとあの束縛から開放されるのだ。
重い

重すぎる。脚だけで34kgもある。部屋は3階。流石に二人がかりで持ってきた。重いということは、それだけの安定性があるということだ。
組み立て

一つ一つのパーツが本当に重い。マニュアルに沿ってこれらを組み立てていく。

柔らかいタオルなどを引くと安心だ。また、電動ドライバーは必須となる。

今回もこちらの電動ドライバーを使用した。このデスクの組立には、プラスネジだけでなく、六角ネジも使われていたが、それもこのドライバーで対応できた。

一時間ほどして、組み立てが完成した。起き上がらせるのにも苦労した。
Flexispotの特徴
ここで、Flexispotについて紹介する。
高コスパの昇降式・スタンディングデスク

Flexispotは、昇降式・スタンディングデスクを提供するメーカーである。他にも、ニトリ、サンワサプライなどが昇降式デスクを販売するが、値段が高く、機能性も劣るところがある。
最近は、多くのYouTuberがこのFlexispotデスクを購入してレビューしている。信頼性も高く、値段も性能を考えれば非常に安い。
上位版のE7を購入

今回は、E7のモデルを購入した。E7というモデルは、上位版の電動昇降デスクである。Flexispotは、これ以外にも多くの脚を販売しているが、E7はスペックはこんな感じ。
・2台のモーターで昇降 耐荷重125kg
・昇降範囲 58-123cm 昇降速度 38mm/s
・4つまでのメモリー機能
・障害物検知機能
昇降の種類 モーターの数
廉価版の中には、手回しや自分で持ち上げたりなど、手動で昇降させるものと、電動昇降では、一台のモーター「シングルモーター」と、2台のモーター「デュアルモーター」のものがある。
手回しモデル「H2」については最も安く、セール時は、1万円台で購入できる。電動でなくてもいい、コスパを重視したいという人にすすめる。
一台のモーターのもの「EG1、EF1」は、デュアルモーターのものより当然安い。デメリットを挙げると、
・耐荷重が比べると少ない(70kg)
・騒音が大きい
・組み立てが大変
耐荷重については、人が乗るわけでなければ気にならない。しかし、騒音はデュアルモーターに比べて大きい。また、一つのモーターで両サイドの高さを変えるため、組み立てが難しい。
こちらも、セール時は1万円台で購入できてしまう。手動のタイプと比べても、価格差が少ない。
デュアルモーター搭載のエントリーモデルは下記の「EJ2」になる。値段は3万円を超える。
メモリー機能

次にメモリー機能だ。メモリー機能は「EF1」以降のモデルに搭載されている。頻繁にデスクの高さを調整する人は、メモリー機能はあったほうがいい。ワンタッチで所定の位置に移動できる。
EF1は2万円台で、シングルモーターなので安い。
昇降範囲
もう必要十分を満たしたのでは、と思うかもしれないが、これらを超えるのが、「E7、E7Pro」だ。
今までのモデルは、高さが70~120cm台だった。
しかし、上位モデルであれば、58~125cmと、昇降範囲が増えている。
https://flexispot.jp/heighttool
これを使って、自分の身長にあったデスクを見つけてほしいが、70cm以上を快適に利用できるのは、身長が180cm以上の人である。ほとんどの人はこれより身長が低いはずだ。70cmは高すぎる。
上位版のE7は、最小の高さが58cmで、低めで快適な高さに設定できる。もちろん最大の高さは他の機種と同等である。
ちなみに、E7Proは、脚がコの字になっている。必要な人はこれを購入すればいい。あと、Proはなぜか1ポートだけUSB充電器がある。いらない。
障害物検知機能 ロック機能
障害物検知機能は、メモリー機能搭載の[EF1、EJ2、E7、E7Pro]に搭載されている。
障害物検知機能は、障害物があった際、一度止まり、逆の方向に少しだけ下がってくれる機能だ。
次に、ロック機能だが、[EJ2、E7、E7Pro]に搭載されており、これは主に子供が多い家庭に便利だ。そもそもこの3つの機種は、操作がタッチパネルとなっており、少し触れただけで動作してしまう。
身長180cm以上の方は、安いものでいい
身長が180cm以上の恵まれた身体をお持ちの方は、迷わず最安モデル[EG1]を購入していい。
また、頻繁に昇降させたい方は、メモリー機能のある[EF1]をおすすめする。
そして、比較的重いものを乗せたり、安定性を重要視したりする方は、[EJ2]をおすすめする。
身長が180cm未満の場合は、上位モデルの[E7、E7Pro]を購入して欲しい。大丈夫、私もそうだから。絶対後悔しないから。
Amazonセールが安い

私はセール時に上位版E7を購入したが、値段が3万円台。普段は5万円台なので、セール時を狙うことを強くおすすめする。また、Flexispot公式でも同様に購入は可能。
天板の有無
天板ありでセット購入もでき、脚だけでの購入も可能だ。自分で天板を自由にカスタマイズしたい方は、奥行き50cm(デュアルモーターは60cm)以上、かつ、天板の厚さが2cm以上のものを用意してほしい。Flexispotでも単体で天板が販売されている。
一応純正品であれば、左右に穴が空いていて位置がわかりやすい。レビューにもあるように、すべての場所に穴が空いているわけではないので、電動ドライバーも必ず用意してほしい。
デメリットなし

ここからは感想を言っていく。上位版のE7のモデルでの場合になる。デメリットは一つもない。
頑張ってデメリットを探そうと思ったが、一つもなかった。
重量がある
昇降機能があるため、重量が普通のデスクの2倍近くになる。組み立てにも力がいる。特に、起き上がらせるときは、女性一人では困難を極める。また、シングルモーターの場合、パーツ数が増えるため、組み立ての難易度も高い。
また、移動させるときも、二人がかりでやらないと危険だ。まあ作業デスクなので、頻繁に移動させないだろう。
電動モーターの寿命
今の所不具合の情報は聞いていないが、駆動するパーツなので、突然壊れる場合もある。中のオイルが乾いて思うように動作しなかったり、部品が破壊したり。繰り返しにはなるが、不具合の情報は未だにないため、安心して使ってもいいと思う。
迷ったら初期化[エラーの対処]
唯一、エラーについてはよく出るらしい。障害物に何度もぶつかったりすると、左右でバランスを崩すことがある。その際は、初期化という方法がある。
私の場合、
① M(メモリー機能のボタン)+メモリー3番目(上位版は立っている人のアイコン)を長押し
② A5「 と表示されたら、一番下まで下げる
③一番下まで下げると、自動で初期の位置に上がってくれる、これで完了
E7の場合での対処法だが、真ん中の工程が重要で、一番下まで一旦下げることで、左右での高さの差をなくすことをしている、はずだ。初期化をすると、メモリー機能のデータも削除されるので、再度設定して欲しい。
配線の難易度が高い

そして、上下するということは、配線についても少し考える必要がある。高くしたことを考えて、ケーブルを長めに設定する必要がある。配線によっては見た目が悪くなることもある。
逆に、デスクを高く設定すれば、下の配線がしやすい。時間をかけて配線するのが良いだろう。
机自体の気になるポイントも安心
もちろん、机自体の完成度も高い。まず、揺れについては、低い状態では全く無い。当たり前かもしれないが、脚が少しでもずれていたり、重さのバランスが偏っていたりすると、机がぐらつき、デスクワークが不快となる。
特に私の部屋は、絨毯の上に無理やりフローリングを置いている、なんちゃってフローリング状態だが、34kgの重量のおかげで全く揺れることがない。
一番高い状態にすると、わずかに天板が揺れるが、それでも全く気にならないレベル。私を乗せたままデスクを昇降することも可能。
スタンディングデスク運用

まず、スタンディングデスク運用が可能だ。立ったまま仕事をするということだが、これには多くのメリットが有る。
・アイデアが出やすい
・集中力が出やすく、疲れづらい
・発想力、記憶力の上昇
・肩こり、首の疲れ、腰の痛みが消える
仕事をする上で、自分のパフォーマンスは非常に重要である。
気分転換がしやすい
パフォーマンスもそうだが、一番は気分転換しやすいこと。長時間のデスクワークは頭痛を引き起こしたり、健康に影響を及ぼす。そのため、定期的に休憩を入れる必要がある。
特に、パソコンを使ったデスクワークの場合、30分おきに休憩を入れる必要がある。
具体的に、休憩としては、
・遠くのものを見る
・軽く体を動かす
・部屋の温度を変える
・気分転換をして、フレッシュな気持ちで仕事を再開する
ずっと同じ姿勢をしているのは身体に有毒である。スタンディングデスクは、基本立った状態のため、2歩歩けば職場から離れて気分転換ができるのだ。
また、立っているということは、極端な場合を除いて、姿勢が良くなる。座っているとどうしても首が前に出たり、逆に背中を付けておばけのような姿勢になってしまうことがある。スタンディングデスクであれば、それらを気にすることがない。
立ったり座ったりのルーティンが有効
とはいえ、ずっと立って仕事をするのも足がつかれて大変だ。一時間おきのルーティンとして他の人のを参考にすると、
・30分椅子に座る
・20分立っている
・10分休憩
このようなルーティンにすることで、疲れにくく長時間のデスクワークに耐えられる。また、気分転換になるため、仕事のモチベも上げやすい。
私のデスクルーティン

・朝起きたとき、立って作業をする
⇨身体の電源を入れられる
・ゲームをするとき、椅子から離れる(立ってゲームをする)
⇨お尻の蒸れを防ぐ
・iPadで手書きをするとき、一瞬で高さ調整
⇨スタンドを動かすより高速に高さ調整できる
細かいことではあるが、これの一つ一つが無理なく快適にこなせるということは、モチベーションの維持に非常に効果的だ。
デスク単体で気分が上がるわけではない
デスクを購入した瞬間は、かなり感動するはずだ。しかし、その感動は一瞬。
それからは、自分の使い方次第で元が取れるか否かが変わってくる。あと、その時のモチベーションにも左右される。
当たり前ではあるが、デスクを新調したからパフォーマンスが向上するとは限らない。ただ、無駄な投資には絶対にならない。10年以上使うことを考えれば、元はすぐに取れる。
一週間使ってみた感想

天板も含めた感想になるが、見た目が大幅に向上した。脚が逆T字型になり、天板の下が広々になった。そして、天板と脚は白色にしてあり、シンプルながら綺麗さを物語っている。
俯瞰撮影がしやすくなった

真上から撮影するとき、今までの学習机だと上記の画像になる。

白デスクになったことで、被写体だけを映すことができる。色温度の難易度が下がったから圧倒的にやりやすい。白天板を使ってみて、木目調も味があって良いことにも気づいた。
白天板は汚れやすい

白天板は、結構汚れが目立つ仕様になっている。また、表面には凹凸があり、簡単には汚れは取れない。
木目調の天板なら、傷などは味となり思い出深く感じるが、白天板は汚れたり傷がついたりすると、一生モノで残る。天板は消耗品だが、頻繁に交換できるものではないため、慎重に扱う必要があるようだ。
姿勢は改善しない
これは衝撃的だったが、姿勢は改善しなかった。もともとの学習机は高さが高く、腕が理想の位置より高くなっていた。そこで、昇降デスクを導入し、もっと低い高さにすることで、腕の位置を理想的にした。
しかし、姿勢が変わったかと言うと、そうではない。むしろ、今までずっと、腕が高めの位置で慣れてしまったため、逆に違和感が生じた。これは慣れの問題かな。
脚より先に、首と頭が痛くなる
スタンディングデスクを試したが、結局の所、首と頭が先に痛くなることが判明した。首については上記と同様、姿勢の改善が必要なので、時間をかけて直していきたい。頭痛については、単純に休憩が足りないから。未だに私は休憩の仕方がいまいちつかめていない。休憩をしてもスッキリすることがないし、余計に疲れるのでは、と考え込んでしまうことがある。マインドフルネス行きかな。
序盤の方で、「私のできることはやり尽くした」と結論づけていたが、現在、「まだまだ上を目指せる」と思っている。

まとめるとこんな感じ。これだけ今のデスクには伸びしろがある。そして、どんどん自分の理想に近づいていく過程には、満足感、充実感、達成感が伴う。
私の中に、向上心が発生したのだ。
総評:モチベーション維持の最強の投資

私は、これ以上改善しようのない、完璧なデスクを購入した。こんなに完璧なデスクが私の手元にあるなんて、なんて幸せなのだろう。
ありがとう学習机

完全に荷物置きと化した学習机。12年間私のモチベを奪い続けた。もっと早くお前と別れるべきだったな。でも、お前と切磋琢磨してずっとデスクを改造し続けた日々は忘れないからな。
[まとめ]
今回は、Flexispot E7電動昇降デスクを紹介した。本当に満足。今年の買ってよかったものベスト5に入っているはず。5万円でモチベーションを持続させるとか、だいぶ感覚が狂っているが、結局の所、モチベさえあれば、根拠のない自信が生まれて、挑戦が促進されるのだ。
ただ、あくまでモチベーション維持。モチベーションをくれる期間は、導入した瞬間だけ。それ以外にやりたいことであったり、目標であったりがないと、モチベは生まれない。現在、ブログをかいているわけだが、没頭性は高い。自分の感情を素直に、そしてわかりやすく書くこと、何かしらのコンテンツを作ることが私にとってのモチベアップなのだろう。
ということで、みなさんも、Amazonセールを狙って買いましょう。大丈夫、後悔はないから。10年使うことを考えれば、一日13円。よし、買おう。