エルゴトロンのモニターアームを導入してから約一ヶ月経過した。導入してからは作業デスク周りの印象が一変した。
今回は、以前使っていたモニターアームと比較しながら、どのような人におすすめかを解説していく。また、モニターアームの活用法も紹介する。
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モニターアームのメリット・デメリット
まずは、モニターアームを導入するメリットを解説する。
モニターを浮かせられる
当然にはなるが、モニターを浮かせることができる。これがモニターアームを導入する最大のメリットである。
デスク上がスッキリする
モニターアームにより、デスクがとにかくスッキリする。モニターのスタンドは想像以上にデスクを占領するから、これがなくなるだけでデスク上のデバイスを一新できる。
地震対策になる
これもモニターアームのメリット。地震はデバイスの重量など関係なく動かす力があるから、何かで固定していない限り倒れる。モニターアームは物理的に固定がされているからとにかく頑丈。
後ろの空間を開ける必要がある(クランプ式)
デメリット、というか注意するポイントである。クランプ式の場合、コの字の金具を机に挟み込んで固定するため、その分の隙間を開ける必要がある。また、奥行きが狭い机の場合、モニターを奥に動かすと思うが、それだけアームも奥にずれるので注意。
頑丈でフラットなデスク天板が必要(クランプ式)
また、モニターアーム単体で5kg近くある。モニターを含めれば10kgを超える。そんな重量をデスクのほんの一部だけで支えるから、デスク自体も頑丈なものを使用する必要がある。また、デスクにフレームがあったり、画像のように壁があったりすると、アームが取り付けられなくなる。当時はこの部分だけ電動ノコギリで切断した。
VESA規格の穴が空いているモニターか確認
初めてモニターアームを導入する方に、確認してほしいのが、そのモニターがVESA規格の穴に対応しているかどうかだ。
対応しているモニターの場合、100×100mm、または75×75mmの穴が空いているはずだ。モニターとアームは最終的にネジ止めをするから、モニターアーム購入前は必ず確認するようにしてほしい。
極端に安価、軽量、古いモデルだとVESA規格に対応していないことがある。
高いモニターアームの特徴
次に、高いモニターアームの特徴を話す。
可動方式が異なる
まずは可動方式だ。
- 水平式
- ガススプリング式
水平式は、その名の通り平行移動ができるモニターアームになる。ただ、平行移動はできても、高さの移動ができないのが特徴。また、ガススプリング式と比較して動かすのに力が必要。
対してガススプリング式は、駆動部分にガススプリングが導入されているから、片手で簡単にモニターを動かすことができる。また、高さ調整も簡単に行うことができる。その分値段は高め。
頻繁に動かさないなら水平式で十分
高ければモニターを動かせる自由度が非常に高いが、もし固定するだけの利用なら水平式でも十分だったりする。そこは自分の用途とお財布の都合で相談をしておこう。
対応する重量が異なる
また、対応する重量も異なる。エルゴトロンHXという最上位のモニターアームなら、最大19kg、49インチの大きめのモニターに対応する。
じゃあ最初から高いのを買っておこう、とポチると失敗する。重量級のモニターアームに軽いモニターを取り付けるとバネの力で下に動かせなくなる。バランスが重要。
複数のモニターに対応するモデルも
また、複数のモニターに対応するものもある。横置きでなく、縦置きができたり、下から分岐するものだったり、調べるといくらでも出てくる。案外、安価なモニターアームほどこういった製品が多い印象。
横置きはシングルのが見栄えがいい?
もし横に2枚置く前提なら、それぞれが独立したモニターアームを用意したほうがいいらしい。同じ柱で支えたものだと、カスタマイズ性が大きく失われる可能性が高い。常に同じ位置で運用するなら問題ないが、頻繁に動かすようなら左右が独立したモニターアームを購入すべき。
高価なモニターはスタンドが優秀
高価なモニターだと、付属のスタンドが優秀である場合がある。高さ調整だったり、回転させたり。下手したらモニターアームよりもカスタマイズ性が優秀であることもある。
モニターアームといえば、エルゴトロン
モニターアームの最上級といえば、エルゴトロンだ。今あるモニターアームの中で、最もデザインが良く、機能性も抜群である。今のYouTuberみんなこれ。
Amazon Basicのはエルゴトロン製
Amazonベーシックでも優秀なモニターアームが存在する。これも実はエルゴトロン製。いわゆるOEM商品。Amazonベーシックの商品だから、セール時を狙って購入するのがおすすめ。
ケーブルが収納できる
エルゴトロン唯一の強み、なのかは不明だが、ケーブルを隠すホルダーがしっかりあるのが良い。以前まで使っていたモニターアームにも一応ホルダーは付いていたが、ここまで隠せるものではなかったから、これは強い付加価値。
私はメルカリで購入
ちなみに私が購入したサイトはメルカリ。純正品より3000円安く購入することができた。モニターアームは捨てるのが非常に大変だから、特に拘りがないのならメルカリで購入してあげるのがおすすめ。どうかメルカリストを救ってあげてほしい。
モニターアームを使ってみた感想
ここからは、私がモニターアームを1ヶ月使ってみた感想を述べていく。一応このデスクのスペックはこんな感じ。
- ASUS 27インチ4Kモニター 5.6kg
- Flexispot E7 電動昇降デスク 耐荷重120kg
- Macbook Air 13 USB-C接続
デスクの印象がとにかくスッキリ
やはりデスクがスッキリしたのは非常に大きい。作業中って無駄なものが視点にあるだけで集中力が落ちるらしいから、これは本当に強い。所有欲依存症の私にJUST。
モニター下に何もモノがないから、例えば食事の際はキーボードを遠くに置いて食事スペースにしたり、装飾や便利アイテムとしてEcho showやGoogle Homeを置いたり。カスタマイズの幅が広がった。
白で統一
私のデスクは白天板である。それと合わせてモニターアームも白いものにした。これは大正解。モニターアームって、基本的に黒色がほとんどで、ゴツゴツしい印象だった。しかし、白であれば清潔感が現れ、ゴツゴツした感じはまったくない。白モデルは他の色のモニターアームと比較して割高であるが、買う価値は絶対ある。
配線はなかなかの難易度
しかしながら、配線は難易度が高かった。モニターを動かす分、ケーブルは余裕を持っていないと厳しい。今はM1 MacをメインPCにしているからまだマシだが、デスクトップPCだと現在持っているケーブルじゃ足りないことが判明。
特に私の場合、昇降式デスクを使っているから、配線の難易度はトップクラス。それでも、こうやって自分の力で構築していくのは楽しいもの。
圧倒的なカスタマイズ性
エルゴトロンだからできた撮影方法。モニターを思いっきり左にずらせば、右側は完全にフリー。俯瞰撮影や、PC以外の作業など、何でもどうぞ。
動作がスムーズ
高級品だけあって、モニターを動かすのも非常にスムーズ。動かす際のストレスがまったくない。また、動かした位置にピタッと止まってくれるのもいい。もちろん回転もできる。
あのYouTuberそっくりのプレゼンテーション
こうやってモニターをずらして、デスクをスタンディング状態にすれば、これはまさに私の憧れのYouTuberそっくり。私もいつかこんな感じでプレゼンテーションができればいいな、と思ってみたり。ちなみに右のぬいぐるみはDellのTwitterキャンペーンで当選したもの。
ノートPCの取り付けは微妙
試しにノートPCスタンドを使用してPCを乗せてみたが、これはちょっと微妙。機能的には十分だが、1.3万円である必要が完全になくなっている。軽すぎて動かすのも難がある。同じエルゴトロンから、ノートPC向けのスタンドが出ているので、もしノートPCを浮かせるならそれと併用がおすすめかな。
結論:買ってよかった
ということで、このモニターアームは本当に買ってよかった。デザイン性が圧倒的に向上し、デスク作業がはかどった。ありがとう、エルゴトロン、ありがとう、メルカリ。
モニターアームは一生モノ
ここからは持論トークになるが、モニターアームは壊れない限り一生使える代物である。だから、ここは妥協せず高いのを購入しておくのがおすすめ。
- ガススプリング式で動かしやすい
- 見た目が美しい
項目にするとたったこれだけかもしれないが、これでメリットが集約されている。
もし格安のモニターアームを使用していて、少しでも不満があるという方は、高いモニターアームに乗り換えて快適なPCライフを楽しむべきである。もちろん不満がないのであればあなたの選択は間違っていない。
ノートPCも浮かせたい欲求
ブログ用にノートPCをスタンドに乗せて撮影してみたが、これが思ったよりもいい。Macも浮かせたほうが絶対にかっこいい。思っている今日このごろ。Macを購入してから拘りが極端に強くなってきている。
Macを購入してから周辺デバイスを洗練したい欲求が強い。ここまで私の欲求を高めるMacはやはりすごいとしか言いようがない。それでも私は破産寸前だ。これ以上の無駄遣いはできない。しばらくは既存のデバイスをブログで紹介していこうかと思っている。参考になるような記事にするため、ぜひ見ていってほしい。